乳歯髄幹細胞培養上清液とは

乳歯髄幹細胞培養上清液とは、乳歯髄から採取した幹細胞を培養する過程で生成された上澄み液です。

上清液には幹細胞が放出した生理活性物質が豊富に含まれており、臨床の現場で幹細胞の移植と同等の効果が得られていることから、再生医療の分野において研究が進み注目を集めています。
損傷した組織や臓器に存在する幹細胞本来の機能を呼び覚ましたり、損傷部位に健全な幹細胞を誘導、増殖させ必要な細胞に分化させる機能を持つことから、損傷を受けた組織や細胞の機能回復を目的として開発された研究用試薬です。

国内ラボのクリーンルームに設置された自動培養装置で培養上清液を製造しています。
培養→分注→凍結→保管→運搬まで仲介機関を挟まないワンストップの管理体制で、
汚染の対策、品質の均⼀化、安定供給、低価格を実現しています。

1. 安全

   • 600件の動物への上清液投与実験でがん化のデータがゼロ

   • 9か国の国際特許取得の不死化技術

   • 不純物を除去した高濃度な上清液

2. 安心

   • 乳歯提供者の保証

   • 国内の厚生労働省認可ラボのクリーンルームで製造

   • 豊富なエクソソームやサイトカインを含有

3. 安定

   • 老化しない不死化された細胞の培養

   • ロボットによる自動培養で大量生産が可能

   • システム制御で一貫性と正確性を担保

上清液は幹細胞を直接移植しないので、患者様の身体的、経済的負担が少なく、安全性・利便性が高いのが特徴です。
製剤化して保存できるので急性期に対応でき、医療現場では、点滴、注入、塗布と多方面に利用されています。

■含有されている主なサイトカイン■

1. VEGF

   血管内皮細胞増殖因子

   血管形成を促進し、細胞増殖や再⽣に重要な役割を担っています。

   皮膚の細胞を刺激し、新しい血管の形成や血流の改善を促進することによって、皮膚のハリ、潤いを保つことができます。また肌細胞の老化を抑制する効果も期待されています。

2. HGF

   肝細胞増殖因子

   細胞の増殖・遊走、組織の修復・再生を促進する役割を担っています。

   細胞の増殖や分化を促進することで、細胞の減量や再生を助け、老化の進⾏を遅らせる効果が期待できます。また、HGFは、炎症の抑制や免疫細胞の活性化にも応じており、細胞老化や疾患の予防・改善にも役⽴つことが期待されています。

3. FGF-2

   繊維芽細胞増殖因子-2

   細胞増殖や分化を促進し、組織再生に重要な役割を担っています。

   紫外線による皮膚の老化や炎症を抑制することが報告されており、コラーゲンやエラスチンの産生を促進することで、肌の乾燥性やハリを改善する効果も期待されます。

4. PDGF

   血小板由来成長因子

   血管形成や細胞増殖を促進し、組織修復に重要な役割を担っています。

   血管新生を促進することで、肌に必要な酸素や栄養素を運ぶ血流量を増やすことができます。美容や抗加齢に関する製品に配合されており、肌の若返り効果が期待されます。

5. EGF

   上皮細胞増殖因子

   細胞の増殖や分化を促進し、組織再生に重要な役割を担っています。

   メラニン⾊素の生成を抑制することで、シミやくすみを防ぐ効果も期待されます。また、EGFは、炎症を抑制することで、肌のトラブルや⾚みを緩和する効果も報告されています。

6. TGF-β

   Transforming Growing Factor-β

   細胞増殖や分化を制御し、細胞間相互作⽤や細胞骨格の形成に重要な役割を担っています。

   老化による細胞損傷を修復する機能があるとされています。細胞の成長や分化を促進することで、細胞の再生を促進し、老化による損傷を修復することができます。

■生物学的な生理活性物質の効果■

■変化が見られた症状■